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 2015年05月 

古絵葉書・京都府種畜場

京都府種畜場001
京都府種畜場は明治39年に京都府船井郡高原村(現・京丹波町)に設置されました。
家畜の交配や品種改良などを行う施設でしたが、大正7年に改組により高原村の種畜場は廃止されました。
この絵葉書は大正7年に廃止になるまでの京都府種畜場を写した絵葉書です。
正門から奥の種畜場を望んだ写真です。門は木製の門柱を建てただけの扉も無い簡素な造りです。
京都府種畜場002
京都府種畜場の様子。左端の洋風の建物が本館でしょうか。
京都府の施設でありながら乳牛や黒牛が歩き、のどかな風景となっています。
大正7年に廃止された京都府種畜場の跡地は払い下げられ、その場所に京都府立須知農学校が建てられました。
それが現在の須知高校です。

※関連記事
古絵葉書・京都府立須知農林学校 女子部新設養蚕室落成記念
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古書籍・扇葉荘

扇葉荘1
藤井厚二 著 村田治郎・伊東恒治 編 新建築社 発行 昭和15年刊

京都御苑の西側、烏丸一条下るの場所に昭和13年に建てられた扇葉荘の建築概要を記した本です。
著者であり扇葉荘の設計者である藤井厚二は戦前の住宅建築の設計者として
京都を中心として多くの作品を手がけました。
その中でも京都府大山崎町に現存している聴竹居は戦前の住宅建築の名作として
知られています。
藤井厚二は昭和13年に直腸癌により49歳の若さで亡くなりました。
遺作となった扇葉荘は藤井厚二の集大成の作品にもなりました。
扇葉荘の建築概要本は藤井厚二の死去2年後の昭和15年に出版されたものです。
扇葉荘は15年ほど前まで現存していたようですが、残念ながら取り壊されてしまいました。
この本は在りし日の扇葉荘の姿を写真と図面で詳細に紹介しており、
藤井厚二の遺作となった作品の本として貴重な存在と思われます。
一部ではありますが、以下に本の内容を紹介します。
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古写真・大河津可動堰・床固工堰堤工事写真(6枚)

大河津可動堰工事004
大河津可動堰は新潟県燕市にある可動堰で、大河津分水の堰です。
大河津分水は信濃川の流水を分流し日本海へ流すために作られた分水路で、計画の始まりは江戸時代末期の
天保13年。工事開始は明治2年で途中反対運動などがあり明治8年に一度中断。
34年後の明治42年に再開し難工事の末、13年後の大正11年にようやく完成すると言う大工事でした。
しかしながら大河津分水の流れは強く舟運等に大きな影響を与えたことから可動堰の建設が計画。
昭和6年に完成しました。
この古写真はその大河津可動堰の工事の様子を撮影したものです。
また、同時期に建設された砂防堰堤である床固工の工事写真も紹介します。
これらの写真は戦前の可動堰及び堰堤工事の様子を知ることのできる興味深い資料と思います。
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古写真・阿賀野川当麻橋梁工事記録写真(9枚)

阿賀野川当麻橋梁工事010
阿賀野川に架かる磐越西線の当麻橋梁の工事の経過を撮影した記録写真です。
当麻橋梁は大正3年に完成した鉄橋でしたが、昭和4年の鹿瀬ダムの建設に伴う増水により
橋桁が水没する恐れが出てきたため、隣に新たな鉄橋を建設することになりました。
この古写真は昭和4年に完成した新橋梁で、工事の過程を撮影しています。
戦前の鉄橋工事の様子を知ることができる興味深い資料と思います。
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GoogleMAPによる古写真・古絵葉書資料の該当位置表示

無題1
今回、新たな試みとしてGoogle MAPに記事にした古写真・古絵葉書資料の該当場所を表記してみました。
リンク先はこちらです。
場所の判明している資料はマップ上に落としています。

※京都市を含め京都府下の資料及び滋賀県の資料はすべて追加しました。
また、兵庫県と大阪府の資料を順次追加していきます。
なお、レイヤー数に限りがあるため、近畿圏のみの表記となりました。

古書籍・昭和大礼京都府記録

昭和大礼京都府記録
京都府発行 昭和4年11月10日刊
昭和3年に行われた昭和天皇即位の礼に関する京都府内の記念行事関連を全て収録した
京都府の公式記録です。
昭和天皇の即位の礼は京都御所にて行われたため、開催地の京都市は即位の礼に関する
一連の行事を引き受け、また京都府内でも多くの関連行事が開催されました。
昭和大礼京都府記録2
※クリックで画像が大きくなります。
昭和大礼京都府記録3
※クリックで画像が大きくなります。
この公式記録には皇族方の宿泊所や即位の礼に用いられた建物や調度品、料理や来賓者名、府内の行事など
詳細に書かれていますが、建築の面では昭和大礼で使用された建物の下賜先の記録が興味深い内容となっています。
大正大礼での建物の下賜は京都府内に限られたようですが、昭和大礼では全国に建物が下賜されたようで、
大正大礼京都府記事よりも下賜された建物・下賜先の場所等が詳細に記載され、
下賜建物を知るうえで重要な内容となっています。

古書籍・大正大礼京都府記事

大正大礼京都府記事1
京都府発行 大正6年3月28日刊
大正4年に行われた大正天皇即位の礼に関する京都府内の記念行事関連を全て収録した
京都府の公式記録です。
大正天皇の即位の礼は京都御所にて行われたため、開催地の京都市は即位の礼に関する
一連の行事を引き受け、また京都府内でも多くの関連行事が開催されました。
大正大礼京都府記事2
※クリックで画像が大きくなります。
大正大礼京都府記事3
※クリックで画像が大きくなります。
この公式記録には皇族方の宿泊所や即位の礼に用いられた建物や調度品、料理や来賓者名、府内の行事など
詳細に書かれていますが、建築の面では大正大礼で使用された建物の下賜先の記録が興味深い内容となっています。
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