古写真・面河水力発電所工事記念アルバム(現・面河第一発電所)

表紙
愛媛県上浮穴郡にある面河第一発電所で、大正15年に起工、
昭和3年に完成しました。この写真アルバムは、それを記念して
関係者に配られたものだと思われます。
このアルバムは、24Pからなり、工事概説が3枚・工事中の写真が21枚あり、
それぞれ分厚い台紙に張られ、ページの背は金色で塗られるという豪華仕様になっています。

アルバム内の各写真は、「続きを読む」から御覧下さい。
*今回の画像に関して、写真が分厚い台紙にしっかり貼り付けられており、
剥がしてスキャンすることが困難だったため、
各写真はデジカメで撮影してUPしたものとなっています。
面河1
工事関係者の集合記念写真。完成した発電所での撮影です。
もう一枚関係者の集合写真があり、そちらは割愛したのですが、
この2枚の人物は、工事請負の飛鳥組と発注の伊予電気鉄道株式会社の人たちだと思います。
面河2
取水堰堤の工事風景と思われます。石積みとコンクリートの併用です。
面河3
完成した取水堰堤。堰堤部分は玉石積で、デザイン的に考慮されているようです。
左の配水口は頑丈なコンクリート製で作られています。
面河4
ほぼ完成した取水堰堤の貯水部分。石積みの護岸は工事途中のようです。
面河5
発電所の排水堰堤と思われる写真。こちらも石積みです。
面河6
発電所の排水堰堤の部分でしょうか。ほぼ完成しています。
面河7
発電所施設、もしくは水圧鉄管の工事風景。休憩中に撮影したのでしょうか。
右端では、職人さんが護岸の石積みをコンクリートで塗り固める作業していますね。
面河8
堰堤の工事風景。最初の堰堤とは別のものです。
ほぼ完成していますが、脇にトロッコのレールが見えます。
かなり心もとないレールですが・・・
面河18
完成した堰堤の写真。上の堰堤と同じものです。
堰堤部分はコンクリートで固めた石積み、排水口はアーチ状のデザインになってます。
面河19
上と同じ堰堤の貯水池からの写真。護岸などほとんどの部分が
石積みなのは、周りの景観に合わせたからでしょうか。
それとも、コンクリートの経費のほうが高かったから?
面河9
発電所施設の建設途中の写真。
写真から、鉄筋コンクリート製であることがわかります。
建設足場はかなり不安な感じに見えますね・・・
面河10
ほぼ完成の発電所施設。発電所上屋・変電施設・水圧鉄管が見えます。
やや中央の木造の小屋は作業員の宿舎か休憩小屋でしょう。
面河11
排水堰堤と思われる写真。トンネルのアーチがいい感じです。
面河12
水圧鉄管のアップ写真。大量で高圧の水を一気に通さなければならないので、
鉄管には丈夫さが求められます。厚い鉄管をリベットで止めています。
面河13
発電所内の発電水車と発電機。意外と小型に見えるのですが。
面河14
発電所上屋内の変圧器だと思います。関係者が写ってますね。
建物内は吹き抜けなので、かなり広く見えます。
面河15
発電所上屋内の制御盤。計器類とかのデザインが前時代的なものを感じます。
面河16
排水堰堤と思われる写真。流れ落ちる水が美しいです。
面河17
発電所遠景。もう完成の状態ですね。
面河20
最後のページに貼られていた写真。発電所の変電施設の写真です。

面河第一発電所に関して、検索などで色々調べたのですが、
紹介したサイトなどが全然でてこず、結局、現在どうなっているか分かりませんでした。
ただし、日本土木学会の近代土木遺産リストには、面河第一発電所の
取水堰堤が紹介されていますので、取水堰堤は現存していると思われます。
ただし、発電所の建物は建て替えられている可能性があります。
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コメント

貴重な写真ですね!

面河第一発電所の本館建屋は、窓こそサッシにやり替えましたが、本体は昭和3年当時のままです。

そう見えないのが、スゴイところかも(^^ゞ

国道沿いにありながら、気づきにくい立地にあるのがモッタイないです(>_<)

大成ケイボンさん

情報ありがとうございます!
そうですか、現在も残ってますか。
結構嬉しいです。
近代化遺産として大切に使われ残ってもらいたいものです。

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