古絵葉書・福知山 猪崎新地

猪崎新地
福知山市にある猪崎地区は、明治29年に市街地から遊郭が当地へ移転されて以降、
京都府北部で最大の遊郭街となり、明治末期頃には芸妓30数名、娼妓約100名
もいたそうです。
福知山には歩兵第20連隊が駐屯しており、その兵士たちは一番の客だったようです。
猪崎新地は戦後、他の地域の遊郭街と同じく赤線街と変わりましたが、
昭和34年の売春禁止法によりすべて廃業。市街地中心に離れていたこともあり、
歓楽街になることもなく、普通の住宅街へと変わり現在に至っています。
しかし、遊郭街当時の建物は現在でも多数存在し、唐破風をもった大規模で
立派な建物も現存しています。

この猪崎新地の絵葉書は大正期に撮影されたものです。
奥に見える鳥居はさらに奥に見える城山(猪崎城跡)にあった神社の鳥居のもので、
現在ここに鳥居はありませんが、城山には朽ちかけて半ば倒壊しかけた社殿と
当時の娼妓たちが奉納した石灯篭などが残っています。
猪崎新地跡
こちらは絵葉書に写る通りを同じ方向から撮影した現在の猪崎新地の姿。
建物は改修されてこの写真には絵葉書のような面影はありませんが、
別の通りには当時の姿を残す建物が多く残されています。

関連リンク 猪崎地区の洋館 猪崎地区の旧遊郭① 猪崎地区の旧遊郭②
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