古絵葉書・福知山 歩兵第二十旅団司令部

第二十旅団司令部
福知山へ明治30年に陸軍工兵第十大隊、明治31年に陸軍歩兵第二十連隊が移駐したのと
同時期に、陸軍歩兵第二十旅団司令部も設置されました。
旅団司令部とは、基本的に2個連隊を束ねる陸軍軍隊の単位の一つであり、
旅団長は陸軍少将です。
明治期に移駐した陸軍部隊のうち、歩兵第二十連隊は終戦まで
郷土部隊として存続しましたが、工兵第十大隊と歩兵第二十旅団は大正14年の
宇垣軍縮により、工兵第十大隊は岡山へ移駐、歩兵第二十旅団は廃止となりました。

この絵葉書は廃止される前の二十旅団司令部を撮影したもので、
衛門には、「歩兵第二十旅団司令部」「第十師団経理部福知山派出所」の
看板が掲げられています。
第十師団は福知山の各部隊を傘下に置く師団で、司令部は姫路にありました。

福知山に駐屯した陸軍部隊のうち、工兵第十大隊と歩兵第二十連隊の古写真や絵葉書は
よく見かけるのですが、この歩兵第二十旅団司令部の古写真等は今まで見たことがなく、
どういう建物であったか今まで分かりませんでしたが、この絵葉書のおかげで
司令部のかつての姿を知ることとなりました。
そういう点では、この絵葉書は貴重な資料といえるのではないかと思います。

この絵葉書を元に各地に現存する同時期建築の旅団司令部の建物を
比較してみましたところ、師団司令部はさまざまな様式がある一方で、
旅団司令部はどれも中央に入口を設けて
ぺティメント(三角破風)を設けた平屋のシンメトリーな建物という
同じデザインで統一されています。
旅団司令部に関しては建物の規格がほぼ統一されていたようですね。
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