古絵葉書・須知小学校(4枚組)

須知小学校001
須知小学校は現在の京都府京丹波市須知地区にあった小学校で、
創立が明治6年。明治20年に須知小学校と改称されました。
この絵葉書は昭和10年10月5日に完成した新校舎を記念して作られたと思われるものです。
ちなみに、須知町役場の絵葉書にも昭和10年10月5日の完成したとあり、
町役場と小学校は同じ予算で同時に建設されたものではと思われます。
※関連記事・須知町役場
須知小学校は地元住民の手により建設し、地元の熱意によって完成しました。
デザインは良く見る地方の木造校舎ですが、建材は檜の上等な部材を惜しげもなく使用したと言われています。

今回、須知小学校の完成記念絵葉書と思われる古絵葉書は4枚入手しました。
残りの絵葉書は「続きを読む」からご覧ください。
須知小学校002
須知小学校本館の外観。このデザインの校舎は地方の田舎の戦前の校舎に良く見られるもので、
現在でも残っていたりします。
須知小学校003
講堂内部。
格天井の格式ある建物です。
講堂だけは屋根瓦を洋瓦で葺いたそうで、本館よりも格上に仕上げている感じですね。
須知小学校004
奉安殿。
天皇皇后両陛下の御真影を納めた祠で、大抵は校門前に設置され、
登校した生徒たちは必ず奉安殿に一礼をしました。
戦後、GHQにより皇民化教育の象徴とみなされ、ほとんどが撤去されたので
現存例は極めて少ないです。

さて、この須知小学校は現存しています。
須知小学校今1
現在の須知小学校本館。現在は廃校になっていますが、
本館・講堂・教室棟はほぼそのままで残されています。
また、2枚目の本館の絵葉書の右側にに写る樹木も現存しています。
現在はその周りにさらに樹木が生えてはいますが。
須知小学校今3
本館を含めて内部は入れませんが、本館の玄関から中の様子を見ることはできます。
大きな改築もなく当時のままで残されております。
本館の後ろにも講堂が現存していますが、そちらへは回れませんでした。
須知小学校今2
本館の絵葉書にある二宮金次郎像も残されています。
台座には昭和9年改築記念のプレートがはめられ、
建立者の名前が記されています。
このように旧須知小学校は昭和10年新築時の姿をほぼそのまま留めている稀有な存在ですが、
さすがに奉安殿は撤去されたようで見当たりませんでした。

現在の旧須知小学校は上等な部材を使用され、廃校になるまで大切に使用されたせいか
思ったよりも痛みは少なく思えました。
しかし、やはり老朽化の問題は心配で、昭和初期の姿をよくとどめる地方の貴重な木造小学校建築として
地区のシンボル的存在として何か有効活用されればと思うのですが。

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