古絵葉書・福知山市大江町 内宮発電所花折ダムか。

大江町・花折取水ダムか001
絵葉書に「丹後名所 水電気水源地ヨリ大江山遠望」と書かれています。
このダムの名前は書かれていませんが、丹後名所と大江山を望めることから
現在の福知山市大江町か加悦町にあったダムであり、「水電気」とあるので、
水力発電所用のダムであるとわかります。
大江山近辺に戦前作られた水力発電所は大正6年完成の内宮発電所・佛性寺発電所、
大正12年完成の橋谷発電所があり、それぞれ発電用の取水ダムを持っていますが、
うち、橋谷・佛性寺の両発電所の堰堤は規模が小さめで、絵葉書のような
規模が大きめのダムではありません。
一方、内宮発電所の取水ダムの花折ダムは規模がそこそこ大きく、
この絵葉書のダムと同程度の規模があるように思われます。
内宮発電所は大正6年に完成した水力発電所で、現在は関西電力の所有となっており、
発電所建屋は当時のものではありませんが、発電所の石積み擁壁や導水管上の橋など
当時のものと思われる構造物が残され、また創業当時の発電機なども展示されています。
大江町花折ダム1
現在の花折ダムです。写真の撮影位置やアングルで大きさがつかみづらいですが、
現地で見た感じでは結構大きく思えました。
現在はコンクリートが張られていますが、かつては絵葉書のような石張りでした。
2009年に訪問した際に偶然お会いした管理の方の話によると
①かつては石張りだったが、昭和50年にコンクリート張りに改修された。
②堰堤上の橋も木造だった。
とのことであり、絵葉書の堰堤の姿と符合します。
※参照 ベーさんの近代化遺産めぐり備忘録・内宮発電所ダム
大江町花折ダム2
堰堤部分から取水池を撮影した写真。堰堤内は立ち入り禁止で撮影箇所の対岸へは行けないため
絵葉書と同じアングルの写真ではありませんが、左側の山の形等が絵葉書に写る山と似ているようにも思えます。
この絵葉書のダムに関して色んなサイトや所有する「京都電燈株式会社五十年史」を参考に調べましたが、
特定するには至りませんでした。
しかし、大江山近辺でこの絵葉書の規模のダムを持つ発電所は内宮発電所しか無いことや
現地でお会いした管理人の方の証言などから
絵葉書の堰堤は内宮発電所取水ダムである、花折ダムとしました。
何か情報をお持ちの方はご教授くださいませ。
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