古絵葉書・滋賀銀行本店新築記念絵葉書(絵葉書3枚・建築概要付)

滋賀銀行本店1001
滋賀県を中心に展開する滋賀銀行の本店新築記念絵葉書です。
滋賀銀行は明治12年に国立銀行の一つであった第百三十三国立銀行を起源とし、
昭和8年に八幡銀行と合併。株式会社滋賀銀行が誕生しました。
この新築記念絵葉書の本店建物は昭和9年の1月10日に起工。同年10月17日に完成していますので、
合併そして滋賀銀行誕生に伴って新築されたのでしょう。
この新築記念絵葉書は、絵葉書3枚に加え建築概要・本店平面図が記された小冊子が付属しています。
以下、紹介していきます。
「続きを読む」からご覧ください。
滋賀銀行本店002
滋賀銀行本店外観。
正面にイオニア式列柱を配した典型的な戦前の古典様式銀行建築です。
明治期の銀行は石造や煉瓦や木造などさまざまな構造・様式がありましたが、
大正から昭和になると、銀行としての威厳や重厚さによる安心感を与えるためか
ギリシャ神殿のような石の列柱と石張りの外観を持った古典建築の建物が主流となりました。
この外観は完成予想図のパース絵と思われます。
滋賀銀行本店003
一階営業室。
戦前の多くの銀行は1階営業室を吹き抜けにして広々とした空間を持たせていました。
昭和初期の建築なので装飾は控えめですが、それでも石張りのカウンターや
柱の腰部の木造装飾などに豪華さが伺えます。
滋賀銀行本店004
大会議室と金庫
大会議室は付属の冊子より4階にあったようです。
金庫は地下。さすがに分厚い扉ですね。

滋賀銀行本店建築概要
※クリックで画像が拡大します。
付属の冊子の本店建築概要。
建築概要によれば、設計は滋賀銀行総務部。施工業者は京都の河端組。
家具装飾は高島屋や大丸が担当するという金のかけた作りになっていたようです。
起工は昭和9年1月10日。上棟式は同年6月7日。竣工は10月17日と1年かからずに完成しています。
滋賀銀行本店平面図
※クリックで画像が拡大します。
裏面は本店の平面図。
本店は4階建てで、2階には食堂や娯楽室もあったようです。
注目すべきは1階別棟に土蔵があること。
本店新築前にあった建物の土蔵なのか新たに作ったのかは分かりませんが、
近代的な立派な本店が建てられてもなお古い時代の土蔵が使用されているのは興味深いですね。
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