古写真・大河津可動堰・床固工堰堤工事写真(6枚)

大河津可動堰工事004
大河津可動堰は新潟県燕市にある可動堰で、大河津分水の堰です。
大河津分水は信濃川の流水を分流し日本海へ流すために作られた分水路で、計画の始まりは江戸時代末期の
天保13年。工事開始は明治2年で途中反対運動などがあり明治8年に一度中断。
34年後の明治42年に再開し難工事の末、13年後の大正11年にようやく完成すると言う大工事でした。
しかしながら大河津分水の流れは強く舟運等に大きな影響を与えたことから可動堰の建設が計画。
昭和6年に完成しました。
この古写真はその大河津可動堰の工事の様子を撮影したものです。
また、同時期に建設された砂防堰堤である床固工の工事写真も紹介します。
これらの写真は戦前の可動堰及び堰堤工事の様子を知ることのできる興味深い資料と思います。
続きを読むからご覧ください。
大河津可動堰工事001
写真裏に「可動堰左半分ノ基礎工事」と書かれています。
可動堰基礎工事の様子を撮影したものです。
大河津可動堰工事002
写真裏に「可動堰ピーヤ(下段)混凝土施工」と書かれています。
可動堰下部のコンクリート張り作業の様子のようです。
大河津可動堰工事003
写真裏に「可動堰ピーヤ竣工」と書かれています。
可動堰下部のコンクリート施工が終わり、堰らしくなってきました。
大河津可動堰工事004
完成した大河津可動堰。1枚目の写真と同じです。
昭和6年の可動堰は1996年に完成した新たな可動堰により役目を終えましたが、産業遺産として国指定登録文化財に指定されて現存しています。

次の2枚は床固工という砂防堰堤の工事の写真です。
大河津第二床固001
写真裏に「渡部地内施行ノ床固工堰堤 左半分ノ床掘中 右半分ハ竣工」
と書かれています。
床固工の堰堤は左右に分けて工事をしているようですね。
大河津第二床固002
写真裏に「渡部地内床固工堰堤ヲ右岸ヨリ見タル事 橋ハ野積橋ト称ス」
と書かれています。
上の写真の反対側から撮影したものですが、すでに水は入れられています。
川の流れ自体を完全に止めることは出来ないので、工事を2回に分けて行ったと思います。

この床固工ですが、大河津分水には第一床固工と第二床固工があります。
この写真の床固工は渡部地区と写真裏に書かれていますので、
昭和6年に完成した第二床固工堰堤と思われます。
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