古写真・簡易宿泊所 錦林浴場(京都市政要覧 昭和4年刊より)

簡易宿泊所・錦林浴場
簡易宿泊所は七条職業紹介所の隣に造られ、職業紹介所にやってきた無職の人を対象に1人1泊限りで満14歳以上は1泊20銭、満14歳未満は1泊10銭の前払いで提供していたようです。
生活の厳しい人を対象に簡易食堂のカレーライスの代金よりちょっと多めの料金という格安の料金で宿泊させていた公設の宿泊所ですが、写真を見る限り洋館の中々立派な作りですね。ちなみにお金を持たない人には隣接の職業紹介所の宿泊室を無料で提供していたようです。
錦林浴場は京都市が昭和3年に鹿ケ谷に開設した公設浴場の一つで、他に大正12年開設の東七条の崇仁浴場と上京区田中馬場町の養正浴場があり、これらは市街地からやや外れた銭湯が少なかった地域に設立したとあります。
営業は各地域の青年団や地区会に委託していたとあり、代金は崇仁浴場と養正浴場は大人2銭・子供1銭。錦林浴場は大人3銭・子供2銭とあります。
写真は錦林浴場ですが、洋風のモダンな造りの建物で錦林浴場が他の2つより入浴料がやや高いのは、新築だったこととそれにより新しい設備を導入したためでしょうか。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://besankosyashin.blog56.fc2.com/tb.php/743-041178f3

<?php include_once("analyticstracking.php") ?>