古写真・鐘紡福知山工場(昭和11年版 天田郡志資料より)

鐘紡工場1
天田郡志資料 昭和11年版より。
かつて福知山駅の南側一帯に存在した鐘紡の工場です。古くより養蚕業が盛んだった福知山・綾部地域において、すでに隣町の綾部市には郡是製糸株式会社が存在し、大正9年には福知山にも郡是福知山工場が設立されましたが、新たな製糸工場として大正10年に福知山に誘致されました。
以後戦前戦後を通じて福知山市内でも郡是製糸と並ぶ大製糸工場として稼働しました。
鐘紡工場2
鐘紡福知山工場に設置された時鐘。当時はこの半鐘を鳴らして始業時間や昼休み、終業時間を知らせていたんですね。
戦時中は海軍に接収され軍需工場として稼働しましたが戦後再び鐘紡の繊維工場として再稼働。
高度経済成長期になると繊維業が衰退をし鐘紡も化粧品関連や食品関連の事業が主となりました。
30代以上には懐かしい「ねるねるねるね」などの遊びながら食べられるお菓子で知られています。
この福知山工場もそちらに転換し、私の子供の頃に「カネポウ食品」と書かれた看板があったのを覚えています。
しかし、バブル崩壊以後の経営難で粉飾決済が繰り返され債務超過となり経営破綻寸前となったカネボウは会社の解散を決定。各グループ会社は独立し日用品・医療品・食品部門の事業を引き継いだ新カネボウグループがクラシエホールディングスとして存続しました。
かつてのカネボウ福知山工場も現在はクラシエフーズ福知山工場として同じ場所で稼働していますが、設立当初の大正期の建物は残されていないと思われます。
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