古絵葉書・郡是製糸株式会社園部工場

郡是製糸園部工場001
京都府綾部市に誕生した郡是製糸株式会社(現・グンゼ株式会社)は徐々に事業を拡大し本社のある綾部市内だけでなく京都府内の各所に工場を設立していきました。
現在の京都府南丹市園部町にも明治43年に郡是製糸園部工場が設立。最盛期である大正期には500人の従業員を抱える大工場でしたが、昭和に入り生糸の価格が下落。次第に経営難となり昭和16年に閉鎖されました。
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絵葉書の袋の裏にある社訓と社歌。
この絵葉書は昭和初期頃の発行と思われるもので、最盛期を過ぎた頃ですがまだ盛んに操業していたころを物語る絵葉書です。
絵葉書は8枚のセットとなっており、工場の外観や操業の様子、寄宿舎などが写されてます。
中身の絵葉書は「続きを読む」からご覧ください。
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郡是製糸園部工場の外観。洒落たデザインの門衛所があります。左手奥は恐らく本館でしょう。
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工場内の様子。煮繭と繰糸。蚕の繭を煮てその後絹糸を繰り出していく作業です。
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工場内の様子2。製品の仕上げ。
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養生院。いわゆる工場内の病院及び保養施設で郡是は各工場に養生院を設置し従業員の福利厚生に努めました。
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郡是では各工場内に寄宿舎が設けられ、そこでは学校教育のようなことも行われました。教室などもあり郡是女学校と言われた施設でした。
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敷地内の庭園の手入れや遊楽園の散策。いわゆる敷地内の公園のようなものでしょうか。滑り台もありますね。
右は寄宿舎生活を送る女性従業員の制服。まさに女学校のような制服です。
郡是製糸園部工場010
寄宿舎での生活の様子。水泳などの余暇もあったようです。
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工場内での教育。割烹などの調理実習や裁縫。郡是工場内の教育施設では女学校レベルの炊事・裁縫などの家事や読み書きそろばんなどの教育が行われていたようです。
創業者の波多野鶴吉は従業員教育に非常に力を入れ、また福利厚生も充実させるなど従業員を大切にした経営理念を持っていました。

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