冊子・関東大震災全地域鳥瞰図絵(吉田初三郎・作画)

関東大震災全地域鳥瞰図ブログ用
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大正12年9月1日に発生した関東大震災は東京・横浜を中心とした京浜地区一帯を壊滅させる未曾有の大災害となりました。
この鳥瞰図は関東大震災発生の1年後の大正13年9月15日に大阪朝日新聞の付録として付けられたものです。
作成したのは大正広重として名を馳せた鳥瞰図絵師・吉田初三郎。吉田式の特徴ある鳥瞰図に各都市の被害の様子を描いています。
震源地
相模湾沖の震源地は波紋で表されています。
関東大震災鳥瞰図東京近郊
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東京市(当時)とその周辺の被害の様子。各箇所の被害状況が描き分けられています。
東京の被害は甚大で銀座煉瓦街などの明治以来の煉瓦建築は軒並み倒壊。相次ぐ火災で焼け野原となりました。
火災は東へ東へと流れている様子がしっかりと描かれ、特に右端にある被服廠跡は避難してきた4万人もの人々が火災旋風に巻き込まれ亡くなったという大惨事が起きた場所でした。
関東大震災鳥瞰図横浜・横須賀
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横浜及び横須賀の被害の様子。
戸塚・本牧・桜木町一帯が炎に包まれており、火災は山手まで迫っています。
平沼スタンダード石油の油槽所が倒壊し引火して大火災が発生。絵図でもひときわ大きく炎が描かれています。
横浜でも外国人居留地の洋館等が多く倒壊し、その大量の瓦礫で山下公園が造られたほどでした。
横須賀も海軍工廠の施設が大きな被害を受け、空母改装中の巡洋戦艦天城を含む数隻の艦艇も被害を受けました。

吉田初三郎が描いた関東大震災鳥瞰図は当時の惨事の様子を生々しく描いていますが、裏面には復興に取り組む各都市の様子や課題が文面にて書かれています。
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